施工の流れ

既存住宅の防蟻防腐工事の工程

STEP 1:床下薬剤散布までの準備

大引の穴あけ
床下に入り、床束柱の下部、束柱上部にある大引に9mmの穴をあけます。
(鋼製束やプラ束の場合は穴をあけません)
束柱の穴あけ
被害のある土台、大引、束柱に9mmの穴をあけます。
(穴を開ける場合は事前にご説明をさせていただき、お客様のご了承のうえ行います。被害のない場合は原則行いません。)
床下に木屑などのゴミや埃がある場合には、床下清掃をいたします。
(床下清掃は、有料になる場合がございます。)

STEP 2:床下薬剤散布処理

木部薬剤注入処理
穴をあけた部分に、薬剤を注入します。
木部薬剤吹付処理
床束、大引、土台、根太に薬剤を吹付処理します。
土壌薬剤散布処理
束石、基礎廻り、土壌全体に薬剤を散布処理します。
(基礎外周面の処理は原則行いません。)

STEP 3:玄関、浴室の準備

玄関床面の穴あけ
玄関、浴室の床面タイル目地部に6mmの穴をあけます。
(玄関、浴室の大きさにより3〜6箇所)
浴室壁面の穴あけ
玄関、浴室の壁面タイル目地部に4.5mmの穴をあけます。
(腰くらいの高さで45cmくらいの間隔)
勝手口土間の穴あけ
勝手口、階段下収納などの土間部分には、同様に穴をあけます。
玄関枠の穴あけ
玄関枠、勝手口枠が地面に接地している場合は、下部より2〜3cmに9mmの穴をあけます。
浴室枠の穴あけ
浴室入口枠も同様に穴をあけます。
(枠の造作が特殊又は真新しい場合は穴をあけません。)

STEP 4:玄関、浴室の薬剤注入処理

勝手口枠への注入
玄関枠、浴室枠、勝手口枠に薬剤を注入処理します。
玄関床面への加圧注入
玄関、浴室、勝手口のスラブに薬剤を加圧注入処理します。
浴室壁面への注入
玄関、浴室の壁面に薬剤を注入拡散処理します。

STEP 5:修復

玄関床面の目地剤補修
玄関枠、浴室枠、勝手口枠の穴をあけた部分を木栓で塞ぎます。
浴室床面の目地剤補修
玄関、浴室、勝手口の穴をあけた部分を目地剤にて補修します。
施工の際のご注意
  1. 浴室がタイルの場合は、施工当日は使用出来ません。
    (ユニットバスの場合は使用出来ます)
  2. 上記工程は、軸組工法、枠組壁工法の一般的な処理です。
    (その他の工法、特殊構造の建物は、状況に応じ処理します。)
  3. 防除に使用する薬剤は、(社)日本しろあり対策協会及び(社)日本木材保存協会の認定を受けた薬剤を協会の施工仕様並びに国土交通省の指導要綱に沿って、しろあり防除施工士の監督下で施工します。
  4. 環境ホルモンなどの含まない薬剤を使用しますが、アレルギーや科学物質過敏症の方は、前もってご相談ください。

少しでも「気になる」場合は、ヒュリカにご相談ください。
安心・安全に長くお住まいになれるよう、ヒュリカが最善の方法をご提案させていただきます。