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害虫・害獣の種類から選ぶ

ヒラタキクイムシ

よくある発生場所と生態の特徴
ヒラタキクイムシの被害
 ヒラタキクイムシは、広葉樹の辺材や材の割れ目など産卵管を差し込む事が可能な穴がある材に産卵します。卵は10日前後で幼虫になります。幼虫は10ヶ月以上もの間、材内部を食害して蛹になります。蛹は春から夏にかけて羽化し成虫となって、木材に穴をあけて脱出します。成虫が材木から飛び出してから被害に気づくことが多いため、その時には被害が広範囲に及んでいる可能性があります。
 ヒラタキクイムシはシロアリなどに比べ移動距離や繁殖力は劣るが、一度発生が見られると完全に絶滅させるのは難しい害虫であります。
発生時期
 一般的に1年に1回、春から夏にかけて成虫がみられます。しかしながら近年の家屋では、室内の暖房や高気密高断熱化により春から夏以外の発生も確認されています。
実際の被害状況
ヒラタキクイムシの被害
 ヒラタキクイムシの被害は合板以外に広葉樹の辺材が含まれる製材、集成材、フローリング、家具、建築材などにも被害が発生します。成虫は被害材から飛び出すためビニールクロスなどの建材も穴をあけてしまいます。成虫は被害材から飛び出す時に細かい木粉を排出します。この木粉に気づいたとしても飛び出した成虫は既に他へ移動し、次の産卵を開始してしまいます。
 幼虫は長い間、材の中で生活しているので、一時期、成虫の発生が止まり被害が治まったように思われますが、実際は年々、成虫の発生が繰り返され、2〜3年で甚大な被害となる場合もあるので、注意が必要です。
ヒュリカの対応措置
 ヒラタキクイムシの駆除は、早期発見、早期対策が最も重要になります。成虫を見かけたり木粉を発見した場合は速やかにご相談下さい。点検・調査・お見積りには「しろあり防除士」「蟻害・腐朽検査員」「文化財虫菌害防除作業主任者」などの資格をもったプロが伺います。お気軽にお電話でお問い合わせください。または、共通お見積りフォームからお申込みください。
再び被害に遭わないために...
 ヒラタキクイムシの発生原因の特定は非常に困難であります。壁などの内装材やフローリングからの発生が一般的に思われがちですが、実際に多いのが家具からの発生です。輸入した木材や家具などの中にヒラタキクイムシの幼虫が生息している場合があり、万が一その様な家具を購入した場合、ヒラタキクイムシの幼虫は木材の表面には出てこないため、成虫になってお客様の建物に被害が拡大する可能性があります。
 実際に被害が発生してしまった場合、どの段階でどこから侵入したかを調べるのは非常に困難であるため、責任の所在は非常に難しい害虫であります。

少しでも「気になる」場合は、ヒュリカにご相談ください。
ヒュリカでは、皆さまが安心・安全に長くお住まいになれるよう、最善の方法をご提案させていただきます。少しでも「気になる」お住まいの異常はお気軽にお問い合わせください。

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