よくあるご質問

シロアリ被害についてよくあるご質問

シロアリは木しか食べませんか?
 シロアリは雑食性ですので、木以外も食害します。ダンボール、発泡スチロール、プラスチック、電気のケーブル、鉛、その他にも色々ありますが、ガラス以外は食害を受ける可能性はあります。主成分は木の成分であるセルロースとヘミセルロースですが、そこに到達する途中にある様々な物が被害の対象となります。
 また、ヒバやヒノキなどの硬い木でも、食害のスピードは遅くなりますが、被害には遭います。国産の針葉樹より海外の広葉樹のほうが早く食害が進む傾向があります。
どんなものを加害しますか?
 シロアリは雑食性昆虫で、加害力の強烈な昆虫ですので、木柱、まくら木、木柵、杭木などの木材のほか、生きた樹木や農作物、プラスチック、ゴム類、繊維類、皮革類をも加害します。ネコやネズミなどの動物の死骸、墓地や納骨堂の人骨まで侵す場合もあります。さらに、煉瓦やコンクリート、金属も軟らかい鉛や薄板は加害します。
建物のどの位の高さまで被害をうけるの?
 関西のシロアリは水を運ぶ能力を持っていますが、関東のシロアリは水を運ぶ能力を持っていません。生き物ですので、水分が無くては生きていけませんので、土の中の水分を利用しています。移動する距離を考えると、大体1mくらいの高さまでしか被害は受けません。ただし、水分を補給できる場所があれば、屋根にまで被害が及ぶこともあります。
 浴室や台所、洗面所など水を良く使う場所では、壁の中に湿気が溜まり易く天井まで被害を受けることもあります。2階にトイレや浴室があったり、雨漏れなどがあると屋根まで被害を受けることもあります。また、シロアリの被害を受けている場所では、腐れも同時に起こっていると思ってください。
床下はコンクリートなので大丈夫なのでは?
 コンクリートでも安心はできません。鉄筋コンクリート造の学校や病院でもシロアリによる被害は増えています。シロアリは例え床下が1mのコンクリートを打ってあっても、穴を開けて建物に侵入してきます。シロアリは0.4mmの隙間があれば侵入できますので、地盤沈下や地震などでヒビ割れができれば建物へも侵入してきます。
ヤマトシロアリとイエシロアリの特徴と加害習性を教えてください。
ヤマトシロアリは特別に加工した塊状の巣はつくらず、加害箇所が巣を兼ねており、適当な生活場所と餌を求めて集団で移動する習性があります。とくに湿潤なところを好みますので、湿った木材や土中で生活していることが多く、主に建物下部を加害します。被害は腐朽と同時に起こることが多く、食痕は多湿で汚いです。
イエシロアリは建物や土中に塊状の大きな巣をつくり、普通 数十万匹、大きいものでは100万匹にも達します。加害速度も速く被害は激烈です。建物の乾燥した木材でも水を運んできて湿しながら加害しますので、被害は建物全体に広がります。
誰でも簡単に確かめられるシロアリ発見法を教えてください。
蟻道
シロアリは地中から蟻道をつくって建物へ侵入してくることが多いので、ときどき建物の基礎や束石、土台などに蟻道がついてないかを確かめましょう。
蟻土
シロアリは風や光を嫌い、適当な湿度を保つために、木材の割れ目や継ぎ目に排出物や土砂(蟻土)を詰めたり、盛り上げたりします。
食痕
シロアリは木材の軟らかい早材を好んで食べ、硬い晩材を食べ残すという、特徴のある食痕を示します。
空洞音
シロアリ被害の進んだ木材はハンマーでたたくと空洞音がしたり、ドライバーでほじくると簡単に穴があきます。
建物の異常
被害の進んだ建物では柱が下がったり、棟や軒の稜線が波を打ったり、ふすまや雨戸などの立てつけが悪くなったりします。
羽アリ
住まいやその近辺からシロアリの羽アリが群飛しないか注意しましょう。
乾材シロアリの糞
乾材から乾燥した砂粒状の糞が排出されている場合は乾材シロアリの被害です。

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